プロフィール紹介
株式会社商船三井
商船三井は、800隻を超す世界有数の規模を持つ船隊と、徹底した安全運航で、多彩な輸送ニーズに応える総合輸送グループ。海運業を中心に様々な社会インフラ事業を展開、環境保全をはじめとした変化する社会のニーズに技術とサービスの進化で挑んでいる。
これまでの課題感
生産性と社員の充足度の向上、及びそれらを通じたイノベーション思考や新たな発想の喚起を目的として、2016年より働き方改革に取り組んできました。社長を委員長とする働き方改革委員会の主導により、2017年度は社内コミュニケーション強化や意識改革を中心とした組織風土改革、2018年度はリーダーの早期育成及びキャリアパスの複線化を骨子とした新人事制度導入、2019年度は当社の目指す働き方を実現するための新たな施策をトライアルする場としてフリーアドレス制のパイロットオフィス開設、2020年度はテレワーク体制の整備を中心に取り組みを進めてきました。
これまでの取り組みを踏まえ、2021年度は各アクションを連携させた新しい働き方を各部で実践し追求しています。KPIに基づいた定量的な評価を行うとともに、各部で「新しい働き方」のアイディアを競い合いながらベストプラクティスを共有し、更なる働き方改革の推進を目指しています。
Colorkrew Bizを導入しようと思ったきっかけ
働き方改革には、人事制度改革、ワークプレイス改革、生産性向上、組織風土改革の4つを中心に取り組んでいます。
ワークプレイス改革においては、パイロットとして本社オフィスの一部を大規模にリノベーションし、ABW(Activity Based Working)をコンセプトに、フリーアドレス・業務に応じた座席選定を行い、生産性の向上とコミュニケーションの拡充による創造性の向上を目指してきました。
しかし、フリーアドレス制度を導入した結果、誰がどこに座っているかが分からないという新たな課題が出てきました。当初より認識していた課題であり、部署によっては部内での座席が分かるような工夫はしていたものの、部外者からは、座席位置のみならず、出社しているのか休んでいるのかも分からない状況にありました。
電波発信装置(Beaconなど)による座席確認ツールの導入も検討しましたが、初期導入にかかるコストや設置工数などがかかり、もっと短期で簡単に導入できる仕組みはないかと調べ行きついた先がColorkrew Bizでした。
Colorkrew Bizの使用感
座席表機能について
コロナ禍によりオフィス出社は一時期ほぼゼロになっていましたが、情勢に合わせてオフィス出社率を少しずつ戻していくタイミングでこの座席管理を始めました。そのためColorkrew Bizの運用を始めてまだ半年強という期間ではありますが、QRコードを読み取るだけの作業で座席位置が分かるので、誰でも気軽に使いやすく、導入しやすいツールだと思います。
また、リノベーションをしたフロアとは別のフリーアドレスを採用しているフロアでは、座席表を大きなモニターに映して、誰がどこに座っているかすぐに分かるようにしています。
ただ、やはりQRコードを読み取り忘れる社員もいるので、まだ完全な座席表になっているとまでは言えません。
今後、オフィス出社も増えていくので、しっかりColorkrew Bizの運用を社内に周知していきたいと思っています。
コロナ感染対策の面において、弊社では日々の体調管理も全社員に行っており、現状はアナログ管理でExcelに日々の体調を入力する運用になっているのですが、この座席管理と連動して社員の体調管理も出来たらとてもいいなと思っています。
備品管理機能について
備品管理機能は、現在オフィス内の図書コーナーで利用しておりとても好評です。
これまでは紙の管理表に貸出しの際に名前を記載するというアナログ運用で、管理側も本の管理自体が出来ていない状態でしたので、借りる側はもちろんですが管理する側も運用がかなり楽になりました。
今後の展望
オフィスのフリーアドレス化に関しては、部門ごとにしっかりヒアリングをしながら業務に合った適切なワークプレイスの環境を整えていきたいと思います。
今後、Colorkrew Bizの運用がしっかり出来てくればデータ分析などもできると思いますので、より社員の働き方にあったオフィス空間づくりをしていけることを期待しております。